メタバースの作り方とは?利用者9割が使う定番プラットフォーム3選

メタバースとは、3次元仮想空間を利用したデジタルサービスのことです。
近年、ブロックチェーン技術を活用したNFTアートなどのIT技術の発展によりメタバース空間が注目をされており、大手企業も続々と参入してきています。

インターネット上に構築した仮想空間を利用して、ゲームやイベントだけなく、バーチャルオフィスや展示会などの商業利用もでき、様々なビジネスを展開することが可能です。

今回は、そんなメタバースの世界について、ご紹介し、メタバースを構築するおすすめのプラットフォームやメタバース構築する上での注意点について解説していきます。

目次

メタバースとは?

「メタバース」とは、インターネット上に構築された「3次元の仮想空間」を指します。身近なゲームであれば、”どうぶつの森””Minecraft”などのようにユーザーが自身のアバターを操作することで現実世界で実際の目の前にいるかのようにコミュニケーションをとることができます。

そもそもメタバースという用語は、”Meta=メタ:高次・超越””Universe=ユニバース:宇宙”。2つの言葉を組み合わせ造語であり、作家のニール・スティーヴンスンが1992年に発表した小説に登場する仮想空間サービスの名称でした。小説では、インターネットを活用した仮想世界という意味で使用されており、技術の進化により様々な仮想空間を利用したサービスが登場すると、メタバースという言葉が利用されるようになりました。

メタバースは、既存のインターネット技術を拡張したもので、以下に示すような多くのテクノロジーが活用されています。

  • ブロックチェーン技術
  • AR:拡張現実
  • VR:仮想現実
  • AI:人口知能
  • 3Dグラフィックス
  • IoT:モノのインターネット
  • 高速通信技術

特に、「ブロックチェーン技術」「高速通信技術」メタバース空間を構築する上でとても重要な役割を果たしています。

メタバースのメリット

メタバースについての基礎知識が理解できたところで、メタバースを活用するメリットについてご紹介していきます。

メタバース内で非接触のイベントや展示会

メタバースは、インターネット上に存在するため、非対面で人と直接接触することなく、イベントや展示会などを行うことができます。例えば、メタバース空間に仮想のオフィスを作成し、会社に出社することなく社員同士がコミュニケーションを取ることができます。

また、新型コロナウィルスが蔓延する中において、WEB会議ツールを活用したオンラインイベントが開催されていますが、メタバース空間を使えば現実世界同様にイベントや展示会を行うことができます。

メタバース内でストアを開設できる

メタバース空間では、3D空間を作成するだけでなく仮想通貨を活用した商品の売買を行うことができます。仮想空間上に作られた街や、ショップを自由に楽しむことができます。

街並みだけなく、実際に販売されている商品も3Dで再現されるため実際のショッピングを行う感覚で買い物を行えます。

新しいビジネスの獲得

上記で示したように、メタバース空間では現実世界同様に買い物ができたり、展示会やイベントに参加することができます。そんなメタバース空間を上手く活用することで、従来までの手法ではできなかったビジネスチャンスを獲得することができます。

メタバースの活用事例は?

以下では、実際にメタバースが活用されている事例をいくつかご紹介いたします。

オンラインイベントやセミナー

近年では、新型コロナウィルスの蔓延などの影響により、イベントやセミナーがオンライン上で行われることが多くなっています。メタバース空間上に、カフェやイベント会場を作成し現実世界同様に参加することができます。

NFTゲーム

NFTとは、ブロックチェーン技術を活用しデジタルデータに固有の価値を付けることできる技術です。デジタルデータに固有の価値を付けることができるため、ゲーム上でのアイテムや仮想空間上の土地など様々なものが商品としての価値を持つようになります。

NFTゲームは、その価値を利用してメタバース空間上でアート作品を販売したり人気のある土地(仮想空間)を貸し出したりすることができ利益を得ることができます。

バーチャルオフィス

会社のオフィス替わりに、メタバース空間内に仮想のオフィスを作成することができます。バーチャルオフィスは、出社するための交通費をカットすることができたり、オフィスの家賃などの経費を節約することができます。

また、メタバースオフィスは居住地や勤務地に関係なく人材を募集することができるため、優秀な人材を採用できる可能性が広がります。

メタバースの構築方法は?

ここからは、具体的にメタバース空間を構築するための方法についてご紹介していきます。

メタバースを構築するにあたり、専用のプラットフォームを活用することがおすすめです。既存のプラットフォームを利用することで、ゼロからメタバースを作り上げるよりも”作成する費用””技術面”など抑えることができます。

また近年、IT分野の技術進歩もありターゲット層に合わせたあらゆる機能が実装されています。その機能は多岐にわたりほぼ望通りのメタバースを既存プラットフォームで実現することができます。

以下で、おすすめのプラットフォームについてご紹介していきます。

初心者におすすめのメタバースプラットフォーム

Cluster

Cluster(クラスター)の一番の特徴は、何と言っても無料で遊べる点です。スマホとPCの両方に対応しており、日本で初めて無料で遊べるメタバースアプリです。

ワールドの作成やユーザー同士の交流など楽しみ方は多岐にわたり「始めてメタバースを作成する」という方におすすめの内容になります。

The Sandbox

The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、メタバース空間を利用したNFTゲームで、自作したアバターやアイテムなどをNFTマーケットで販売することができ、人気が出れば収益化できるというメリットがあります。

The Sandboxには「LAND」とよばれる仮想空間上の土地を所有することで、ゲームを開始できるので初心者でも簡単に始めることができます。

oVice

oVice(オヴィス)は、インターネット上の仮想空間を利用したバーチャルオフィスツールで、自分の分身であるアバターを操作し、実際のオフィスのいるかのようにコミュニケーションを取ることができます。

料金プランは分かりやすく、収容人数に応じて月額料金が変わります。どのプランでも即時にビデオ会議やイベント時間無制限など、基本的機能は同じで使うことができます。そのため、バーチャルオフィスを検討されている方にはとても分かりやすい体系になっています。

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メタバースを構築する上での注意点やデメリットは?

上記で、説明した通りメタバースは多くの加納史枝を秘めており今後ますます期待されている分野になります。しかし、メタバースの技術進歩に対して個人が持つディバイス(PCやスマホなど)の機能やスペックが追い付いておらずせっかくのメタバース空間を活かしきることができていません。

以下では、メタバースを構築する際に気を付けるべきことを記載しています。
是非、参考にしてみて下さい。

高額な初期費用が必要になる

メタバース空間は、インターネット上の空間に存在するためそこへアクセスするためのディバイス(PCやタブレット)などが必要となります。スマホでも参加可能なメタバースもありますが、よりリアルで非現実的な体験をするには、高い処理能力を持ったPCやVRゴーグル、コントローラなどを揃える必要があるため、最初に高額な費用が掛かってしまいます。

PCゲームを良くする人や、IT関係の仕事をしている人は普段使うものであるため、それほど敷居が高くありませんが、これから新たに始めようと思われている方には敷居が高く感じるでしょう。

サイバー攻撃の危険性

メタバースは、発展途上の市場であるためセキュリティ面がまだまだ不完全です。また、インターネットに接続されているため世界中あらゆる場所からサイバー攻撃を仕掛けることができてしまうため、どんなに最新のセキュリティを入れていても危険性があります。

また、PCがウィルスに感染するという危険性だけでなく、仮想通貨ウォレットとメタバース空間をつなげる必要もあるため、仮想通貨の不正利用や流出など経済的なダメージを受ける可能性もあります。 危険性を避けるためにも、常に最新のセキュリティを更新することや、仮想通貨ウォレットの2段階セキュリティを設定するなどサイバー攻撃に備える必要があります。過去にも仮想通貨取引所がハッキングされ仮想通貨が流失してしまった事例があるので、身近なものとして注意しましょう。

法整備が追い付いていない

メタバースは近年、急速に成長した分野でありユーザーやクリエイターを守る法律が完全に整備できていないのが現状です。また、インターネットという特殊性から常にサイバー攻撃などの危険性にさらされており、メタバース市場拡大の足かせとなっています。

今後、メタバースが現実世界同様な経済圏に成長していくには、セキュリティ面を常に最新のサイバー攻撃に対応していくのはもちろんのこと、コンテンツに関する「権利」についても現実世界の法律が適用されていく仕組みが必要となります。

メタバースの可能性

メタバースの市場規模は今後もさらに拡大していくと見られており、利用するユーザーにとっても大きな可能性があります。以下で、ご紹介していきます。

市場規模の拡大によるサービスの充実

メタバース市場は、年々規模が拡大してきており、メタバース事業に出資す大手企業も現れています。最近では、2021年にフェイスブックは会社名を「Meta」に変更し、VR・AR分野に約1兆円を投資するとしました。メタバース市場への参入は日本でも盛んになりつつあり、メタバースの可能性を期待し様々な企業が取り組みを始めています。

多くの企業が、参入するということは今まで以上にサービスが充実したり、付加機能や新たなメタバースが誕生するなど利用するユーザーにとって嬉しいことばかりです。

世界中の人々の交流の場となる

メタバース空間は、国籍、国境を持ちません。そのため、世界中のあらゆる場所に住む人が誰でもメタバースに参加することができます。同じ趣味を持つものがリアルな仮想世界で共に過ごし、より深い交流を場所を問わず行うことができます。趣味だけでなくライブやイベント、展示会などジャンルは問わず様々なシーンで活用することができます。

また、メタバース空間に現地世界と同じような街や景色、建物を再現することも可能で思い描く世界をそのままに実現することができ現実世界に近い活動ができ人々の交流がしやすい環境です。

まとめ

今回は、近年注目を浴びているメタバースの世界についてメリットやメタバース空間を構築する上での注意点をご説明してきました。

メタバースは、インターネット上に構築した仮想空間を利用して今までになかった新たなビジネスが生み出せたり、新しい交流ができるようになります。

しかし、メリットばかりではなくサイバー攻撃の危険性や法整備の観点などからまだまだ課題があるため、それらの注意点を正しく理解しサービスを利用する必要があります。

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このは
・「このはのこのはブログ」運営者
・2年目副業ブロガー(東京在住1児のパパ)
・Twitterフォロワー10,000人(2023年4月現在)
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