ホテルを辞めたいと思ったら?| 転職に接客スキルは活きます!| 総務系への異動もあり

「ホテルをもう辞めたい」土日も働き、お正月や夏休み関係なく汗水を流し続け、心身ともに限界に。

そんな時、どうするか?

私もホテルで6年間働き、さまざまな葛藤の中、過ごしてきました。

ホテルを辞めたい、実際に辞めてみた感想を赤裸々に綴っていければと思います。

目次

ホテルを辞めたいと思ったら?

「ホテルを辞めたい」と思ったら、さまざまな選択肢があります。

というのも、ホテルで得られるスキル

  • 接客スキル
  • コミュニケーションスキル
  • 対人へのマナー

これらは、どこにいっても、必ずなにかしらの形で活きてくるスキルです。

転職という選択肢、フリーランスとして独立する選択肢、さまざま浮かぶと思いますが、ホテルで得られた経験・スキルはあなたの中に確実に刻まれています。

「ホテルを辞めたい」と思った時、今までのご自身の経験に、しっかりと胸を張って次のステージへと進んでいただきたいと感じています。

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ホテルにはどんな職種があるか?

まず、ホテルの仕事について、今回は事務方などサポートとして支える側の職種をご紹介いたします。

この職種のみなさんがいて、はじめてホテルが成り立ちますのでどれも欠かすことができない大切な職種です。

前回の記事では、ベルなど接客の職種についてもご紹介しております。

▼ベルなどの接客のお仕事はこちら↓

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「ホテルのお仕事」と聞いた時、真っ先にお客様と接客をしている光景が浮かぶと思います。

ただ、それだけではホテルとしては運営をしていけません。

今回は接客をする従業員を影でサポートしている屋台骨のような存在の職種をご紹介いたします。

客室係

客室係のお仕事はお客様が泊まるためのお部屋の清掃をしたり、チェックインされたお客様から必要な備品(タオルや追加の歯ブラシなど)をお客様からリクエストが入った際、そのお部屋まで届けるお仕事です

◎やりがい

縁の下の力持ち、と言いますかこの客室係がいないとお部屋の準備もできず、ホテル運営を支えている職種です

フロントやベルと比べ、表舞台に直接立たずスポットライトはやや当たりづらい印象ですが、お部屋作りを通してのお客様とのコミュニケーションは他では味わえない醍醐味であります

お客様が安全安心、快適に過ごせるのはこの客室係の仕事あってこそですので、そこにやりがいを感じる方も大勢いらっしゃいます

◎大変なこと

ホテルの清掃は力仕事も多いです

ベットのお部屋はベットメイク、旅館はお布団の上げ下げもあり、毎日身体を動かしての業務になります

ただ客室清掃はご高齢の方がパートやアルバイトとして担ってくださる方が多く、長く元気でいられる工夫が詰まっているお仕事のように感じます

客室の責任者になってくると、そのご高齢の方達に、時には無理を言って働いていただく場面も増えてきます

そこが申し訳なく感じたり、いたたまれなさを感じる方も多い印象です

予約係

お客様からの宿泊の予約を受け、部屋数のコントロールをするのが予約係の仕事です

お客様との電話対応ではホテルまでの道のりを聞かれたり、食事のアレルギー有無など、お客様にとって重要なやりとりをする場面も多々あります

ホテルについての総合的な知識や一般教養が必要となるため、様々なことにスキルアップをしながら働けることも特徴的です

◎やりがい

お客様との電話でのやりとりは、相手の表情が分からず、また身振り手振りも使えないため、対面よりも難しい特徴があります

相手が思っていることを的確に感じ取る力や、相手と言葉のキャッチボールを上手にとるために、知識と一般教養がついてきます

もちろん努力も必要になりますが、会話の中で自然と学べる部分も大変多いです

そういった点で、自身がスキルアップしたり知識面を深めていけること、またホテルのことについても詳しくなりますので、自分がいる場所に愛着が湧かれる方も大勢いらっしゃいます

◎大変なこと

やりがいの部分にも通じますが、電話越しでのやりとりは大変な面もあります

色々な人がいて、稀にクレーマーのような方もいらっしゃいます

何が悪い訳でなく、ただただ当たり散らしたい方も、残念ですがいらっしゃいます

そういった方々の相手は、正直とても大変です

クレームへの対応スキルがついたりといったメリットもありますが、やはり理不尽に怒られるのは大変なことの一つとして大きく挙げられます

「ホテルを辞めたい」と思ったら

なんと!完全無料なんです。

総務部

ホテル業界だけでなく、ほぼ全部の会社にある職種として、「総務部」があります

仕事は多岐に渡りますが、私たちの有給休暇の日数を管理してくれたり、社会保険関係の手続きなど、働いていくうえで欠かせない社内環境の整備をしてサポートをしてくださるのが総務のお仕事です

どの職種にも共通はしますが、ここでの経験を活かして転職されたり、どこでも働ける知識や経験を日常的に得られる特徴もあります

◎やりがい

総務部に対してのお客様は、ホテルで働く従業員です

ホテル業を目指す方は、誰かのためになりたい!という想いが強い方が多く、総務の仕事はその想いを叶えるのにうってつけです

働く従業員のため、環境を整備しサポートしていくので、自分の仕事が人のためになること、それに直結してきます

総務は産後休暇明けに職場復帰される方も大勢いらっしゃったので、環境としての働き易さも大きな魅力と考えられます

◎大変なこと

どの仕事もそうですが、総務部の仕事にももちろん責任の大きなものがたくさんあります

一例をあげると、私のホテルではビジネススキルアップの講習会の申込手続きを、総務部が担当しておりました

ある日総務部でバタバタと慌ただしい日があり、何事かな?と思っていたら、講習会の申込をし損ねていたようで

一部のスタッフが丸々参加できなくなってしまいそうになったのです

取引先との関係性もあり、先方の方でなんとか対応してくださったものの、それがなければ、または今後の人生に関わるような講習をそのミスで受けられなかったとしたら

思い詰めると、人の人生を左右させてしまう、それ位の責任ある仕事も担っているのかなと考えます

その分やりがいがありますので、フォローし合いながら業務を進めていくと、みんなが幸せになるのではないでしょうか

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経理部

経理部のお仕事は毎日の売上の集計や、月末だと棚卸し(たなおろし)の検査役など、お金に関わる業務が中心です

→棚卸しとは、会社が持っている資産(売店商品や食材を始めたくさんの種類があります)を確認する作業で、毎月の月末に各部署で、商品ごとに数を数えてそれを経理に報告します(りんごが5個、みかんが3個など)

◎やりがい

経理もどの会社にもほぼ必ずと言っていいほど設置がある職種なので、先を見据えることもできて、毎日の仕事が自身のスキルアップとして蓄積されていきます

お金に関する幅広い知識が身につきますので、専門家として様々な場面で頼られることも多いです

業務の中で従業員のサポートができる場面もあり、交通費の精算などは経理を通して行うため、人との関わりもそこで生まれます

ホテルに限らずどの職種やお仕事も、作業の先に人の存在がありますので、どんな仕事もやりがいは見出せると考えています

◎大変なこと

お金を扱う仕事は、本当に責任を担います

また、月末月初は経理部の顔色もうんと変わりまして、その時期はまさに戦場のような雰囲気になります

取引先への請求書を作ったり逆に受けとったり、また従業員へのお給料の振込準備(給料日が毎月10日か25日支払いの会社が多い)をその時期から始めますので、月末月初はかなり様々なことが重なるのです

私もその時期は、なるべく経理の島(席)には近づかないようにしています

営業部

営業と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?テレアポ、飛び込み営業、体育会系のイメージが湧くと思いますが、ホテルの営業は少し違う形です

顧客のお客様や会社に、新しい宿泊プランの案内を持っていったり、宿泊のための日程調整や各種宴会の手配など

営業=販売よりも、営業=お客様サポートのイメージが近いです

ホテルはどこまでも、お客様ファーストだなと感じます

◎やりがい

営業部のやりがいは、自分の対応次第でお客様との信頼関係が構築でき、極めるとお客様と家族のような存在になれることです

宿泊の日程を組んだり、旅のサポートをする中で信頼を得られ、お客様から感謝される場面がたくさんあります

私のホテルでもほぼ毎週宿泊に来てくれる位の顧客の方がいらっしゃり、その方にはもはや家族同然のような親しみを感じておりました

その方の担当をしていたのも、当初フロントでしたがたくさん来られるようになってからは営業部の方で担当をしておりました

自分の仕事がお客様の喜びに繋がると、それはやりがいに変化していきます

◎大変なこと

顧客の滞在時のサポートをすることも多いのですが、それもお客様の日にちに左右されてしまいます

どうしても自分が用事で休みたい日は代わりの人にお願いするなど対応もできますが、人によっては気が気でなく、そのことがずっと気になってしまうこともあります

ただ、どの仕事もそうですが、それはそれと割り切って自分のプライベートの時間を大切にしましょう

私生活や家族の笑顔、健康が人生において一番大切と感じます

「ホテルを辞めたい」と感じる瞬間は?

どんな時にホテルを辞めたいと感じますか?

忙しい時はもちろん、ホテルは常に人手が不足している業界なので、”明るいトンネルの向こう側”が見えない時に辞めたくなります。

改善してほしいところは何ですか?

ホテル業界全体が、薄給の印象ですので、賃金の改善ができれば、業界全体がより明るいイメージになると思います。

ホテルを辞めても大丈夫。接客スキルはどこでも活きる!

今回は同じホテル業の中でも、事務方としてサポートし支える職種を紹介させていただきました

接客する相手が、お客様か従業員かの違いだけで、人を笑顔にする、人に喜んでもらうという本質的な価値観はどの職種も同じです。

それを知っていただきたくて、その中でホテルの仕事はどれも素晴らしいと、あらためてお伝えしたくて、職種別の詳細も書かせていただきました。

ホテルを辞めたいと考えている方、またホテル業界に進むか悩まれている全ての方へ、この記事が1つの選択肢になりますように。

「迷ったら、いま!」

未来はきっと、明るく輝く

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