「若者サポートステーション」仕事がつらいと感じたら | 20〜30代の悩みを解決!

このはくん

猫さん、最近若い人でも仕事が見つからない人が多いみたいだね。

ねこさん

そうね、知り合いの青年も苦労しているみたいなの。

このはくん

それはかわいそうだね。若い人が仕事を見つけるにはどうしたらいいか考えてみようよ!

働くということはやはり大変なことですね。

最近、学校を卒業しても定職に就けない人や、働き始めたもののすぐに辞めてしまう例を見聞きします。

長い間ブランクができるともう一度働こうと思っても適当な仕事が見つからないとか、仕事を探す気力がなくなることもあります。

長い間ニートのような状態にならないために、良い仕事探しの方法や心構えを考えてみましょう。

目次

好きなことをやってみる

最初に仕事を探すときに、または再就職しようとするときに、まず気を付けたいことは本当にやりたいことは何か、好きなことを仕事にできないかということです。

賃金が高いとか、有名な会社だからというので仕事を決めてしまうと、自分にはあまり関心がないことや苦手な事ばかりをすることになりかねません。

もちろん苦手な事でも仕事だからと割り切って頑張ることは大事なことです。

どんな仕事でも自分の得意な事だけやっていれば良いということはほとんどないからです。

ただ、自分に全く向いていないことを毎日するということは辛いことです。

多少面倒な仕事でも、自分の好きな事、得意な事ならば、相当頑張れるのですね。

もし一旦仕事に就いてやってみたものの、どうにもやっていけないと判断して辞めたのだとしたら、新たな職探しをするときには何とかして自分に合った、好きな事や得意な分野の仕事を探すこと考えましょう。

ある青年は、大学生の時に新聞配達のアルバイトをしながらまじめに勉強しました。

無事に卒業して希望の仕事に就くことができました。

ところが、仕事の内容が彼には合っていないし、職場の人間関係も難しかったようです。

まもなく仕事を辞めてしまいました。

そして彼は考えました。「この仕事はいいと思っていたけれど、難しすぎてどうしても続けられなかった。

学生の時にやっていた新聞配達は大変だったけれど、仲間たちはみんな親切だったし、早朝に体を使ってやる配達の仕事は結構楽しかった。

私にはデスクワークより体を使ってする仕事の方が向いていたんだ。」

そして、彼は元働いていた新聞店に行ってもう一度働かせてもらいたいと頼んだのです。

店主は彼のまじめな働きぶりを覚えていたので、二つ返事でOKを出してくれました。

彼はまた新聞配達をするようになり、そして正社員となって働き続けることができました。

心の不調があるなら

仕事をしたい、仕事をしなくちゃと思いながらどうしても前に進めない。

朝起きようとすると体が言うことを聞かない。

夜もよく眠れないし、食欲も無くなってきた。

そんな状態が続くなら、心が不調なのかもしれませんね。

心も体も健康でなければ働き続けることは容易なことではありません。

一度精神科や心療内科などの医療機関につながっておく方がいいかもしれません。

最近は心の病で病院を受診することは珍しいことではなくなりました。

心の病なら早く気付いて早く対処すれば早く治ります。

先生が「大丈夫ですよ。ちょっと心配し過ぎだったかもしれませんね。」と言ってくれたら、それはそれで安心できます。

ただ稀ですが精神的な疾患が原因になっていることがあります。

働くことが非常に困難な場合は、将来的には障害年金を受けることになる可能性もあります。

障害年金を受けるにはある一定の期間病気であったことを証明しなければなりません。

もし医療機関に繋がっていないと、いつ発病したか分からないので年金を受けるには不利になるわけです。

いずれにしても安定した収入を得るには、一度病院で診てもらうのがいいですね。

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若者サポートステーションにつながる

仕事をするのに困難を感じている若者がいたら、若者サポートステーションに行ってみるのは一つの良い方法です。

通称「サポステ」で知られている「地域若者サポートステーション」は厚生労働省の委託支援機関です。

働きたいのに仕事が見つからない、どうやって仕事に就いたらいいのかわからないといった悩みをもつ15歳~49歳ぐらいまでの人たちの就労支援をしています。

サポステは全国で170か所以上ありますから、自宅に近いところを気軽に訪ねてみるのがお勧めです。

サポステの概要を紹介しましょう。

まずはコンタクトを取りましょう

サポステにつながるのは難しくありません。

最寄りのサポステにメールか電話で面接の予約をすることから始めましょう。

電話でも相談できますが、できればスタッフの方とじっくりと話をするほうがより早く問題解決につながります。

スタッフの方はみな親切で親身になって話を聞いてくれます。

まずは自分が何に困っているのか、どうしたいかなどをざっくばらんに話すのがいいです。

こんなことを聞くのは恥ずかしいとか、呆れられるのではないかなどということは考えないことです。

サポステに来る人はみんな同じような悩みを持っている人ばかりですから、スタッフは決してそっけない対応をするようなことはありません。

支援

サポステには相談者の必要に応じていろいろな支援が用意されています。

コミニケーション講座では話すのが苦手な人が仲間やスタッフと一緒に話す機会を用意しています。

これによって、自分を見つめなおし、自分の良い点を発見して自信を持つことにつながります。

ジョブトレでは、自分に合った仕事の体験をすることができます。

ビジネスマナー講座では働く時のための身だしなみや言葉遣い、電話の取り方などの基本的なマナーを学びます。

就活セミナーでは、面接の練習や履歴書の書き方などの具体的な方法を学びます。

集中訓練プログラムとしては、合宿形式で生活のリズムを定着させ、職場実習や資格取得を目指し、自分に自信をつけることを目指します。

パソコン講座では、パソコンの基本的な使い方を練習します。

このほかにもアウトリーチ支援として高校中退者に対応する支援、リクルートの支援による求人への応募、面接までを支援する活動もしています。

就活

いろいろなプログラムで働く力をつけたら、就活開始です。

サポステではその人に合った仕事を探す援助をしています。

スタッフは本人が気づいていない分野でも、できそうな仕事があれば紹介します。

具体的にやってみたいと思える仕事が見つかるまで十分に指導します。

就職後

サポステでは就職が決まったらあとは本人任せということはありません。

働き始めても起こる悩みや問題への対処の仕方をしっかりとサポートしています。

いつでも気軽に相談できるのはとても心強いですね。

ある青年は心のバランスを崩して10年以上も家に引きこもっていましたが、家族の勧めでサポステに行くようになりました。

スタッフは根気よく話を聞き、彼に向いている仕事を紹介してくれました。

面接の練習をさせてもらって、やや自信がつき実際に就職試験を受けに行くことができました。

そして合格してフルタイムで働くようになりました。

担当のスタッフが定期的に連絡を取ってくれたことが前進する原動力になったと話しています。

また中学2年で不登校になった青年は20代の時に親の勧めでサポステにつながりました。

就活セミナーなどを受講してアルバイトをするようになり、やがて職業訓練校で学んだ後に、ある会社の正社員として就職することができました。

やはりスタッフが常にそばにいてくれたことが大きかったと話しています。

一人で悩んでいてもなかなか打開策がないときには、サポステにつながることは働くことにつながることがわかります。

周りの人はどうしたらいい?

困っている若者がいたら家族や周囲の人は次のようなことに気を付けたいです。

若者の気持ちを理解する

もし家族になかなか仕事に就けない若者がいたら、心配ですね。

ご両親は早く働くように催促するでしょう。

社会人の兄姉がいれば、「何やっているの、頑張らなくちゃダメでしょ。」と言うかもしれません。

でもこれは本人にはすでに十分に分かっていることです。

健康な若者なら、誰だって自分の力で働きたいと思っているのです。

しかし現実にはどんな仕事ならできるのか分からない、一度失敗しているので、また就職活動に臨む勇気がないのかもしれません。

面接が苦手でどう答えればよいのか分からないので立ち往生している場合もあります。

本当に心身の不調で働くことが無理なのかもしれません。

そんな時に、ただ「働け、働け。」と言うことはむしろやる気をなくす原因にもなりかねません。

すでに成人に達した青年に手取り足取り教えるのはむしろ自立を妨げるかも知れません。

本人がやる気を出すのを忍耐して待つのが一番です。

とは言え、一向にやる気を出さないように見える青年をただ黙って見守るのは相当辛いことですね。

そこで、若者サポートステーションのようなところを紹介するのは一つの方法です。

「こんないいところがあるそうよ。」とさらりと伝えて、パンフレットなどを置いておくのもいいでしょう。

ぜひ行きなさいと無理強いしないのがポイントです。

若者サポートステーションでは家族の面接も受け付けています。

困っている両親や家族が相談に行けば、ここでどんな活動をしているのか、ここで学んだ人がどんな過程を通して仕事に就いたかなどじっくり聞かせてくれます。

実例を聞くだけでも家族は参考になります。

「どうせあの子は仕事なんてできそうにない。」ではなく、「こんな例を見れば、うちの子も働けるようになるかもしれない。」と思えるだけでも焦る心が鎮まるのです。

本人がパンフレットを読んで、行ってみようかな、あるいはまずネットで調べてみようかなという気になればかなりの前進です。

金銭援助はするべき?

長い間働かない家族がいたら金銭面でどうすればよいか悩むところです。

もし両親がすでに退職していたら、息子や娘の生活費まで面倒をみることは難しいですね。

基本的には本人が何とかするべきなのです。

かわいそうだからと健康保険や年金などから食費さらには小遣いまで出してやると、「このままでもいいかな。」と思ってしまって、ずっと働かなくなる危険性もあります。

もしご両親に余裕があるとしても、何から何まで肩代わりするのは避けるべきですね。

一緒に住んでいるのならば、食費などの基本的な生活費を援助するのはいいでしょうが、小遣いなどは渡さないのが原則でしょう。

ただ働くために必要なお金は立て替えるのがいいです。

例えば、おしゃれのために美容院に行くのは援助しないけれども、面接試験に行くのに床屋に行くような場合は費用を出してあげるのはありです。

知り合いの娘さんは10代から引きこもりになってしまったので、ご両親はとても心配しました。

ただこの家庭は裕福でまだ現役のお父さんの収入が十分あったので娘さんの生活費や小遣いもお父さんが払っていました。

そんな状態が続き、娘さんは精神的な問題もないのに20代になっても自宅にいて働かない日々が続きました。

さすがにお母さんはこのままではいけないと思い、お父さんが仕事場として使っている近所のアパートの一室に夫婦で寝泊まりをし、家は娘さんに管理させることにしました。

生活費としては食費のみを渡して、お小遣いもなしにしたのだそうです。

すると娘さんは節約生活に目覚め、料理も自分でし、電気水道ガスなども極力抑える生活をするようになりました。

それでも将来のことが心配になったのでしょう、いつも買い物をする生協でアルバイトを募集していることを聞いて、応募したのです。

顔なじみだったので店員さんにも違和感なく受け入れられて、元気に働くようになりました。

お母さんは何から何までお金を出してやっていたから、何も不自由がないので働く気力がわかなかったのだとわかりました。

そして自立を促したことが良い結果につながったので喜んでいるわけです。

お金をどこでどれだけ出してあげるかは、ケースバイケースですが、その人が自立できるのを助けるような援助の仕方を考えたいものです。

まとめ

定職に就くことに困難を感じている青年がいたら、まず自分の好きなことや得意なことを仕事にできないか探しましょう。

極度に気分的な不調があれば、精神科などを受診することも考えましょう。

地域にある若者サポートステーションにつながるのは良い方法です。

サポステではその人に合ったプログラムで仕事探しのサポートをしています。

周りの人たちは、青年の悩みを理解し側面から協力したいものです。

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このは
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