言語聴覚士はやめたほうがいい?やめとけと言われる理由5選!

言語聴覚士(ST:Speech-language-hearing Therapist)とは・・・。

【話す、聞く、食べる】のスペシャリストを指します。

話す、聞く、表現する、食べる・・・。誰でもごく自然に行っていることが、病気や事故、加齢などで不自由になることがあります。また、生まれつきの障害で困っている方もいます。

こうした、ことばによるコミュニケーションや嚥下に問題がある方々の社会復帰をお手伝いし、自分らしい生活ができるよう支援するのが言語聴覚士の仕事です。

医療分野はもちろん、教育、福祉の分野にも活動の場が広がりつつあります。

「日本言語聴覚士協会ホームページ」より引用

今回は、言語聴覚士14年の経験がある私が「言語聴覚士はやめた方が良いの?」と疑問を持っている方々に対してお話をしたいと思います。

私は14年間の間でこどもからおとなまでの言葉の障害や飲み込みの障害を持った方のリハビリを行ってきました。様々な病院や施設へ転職をして、たくさんの職種の人とも関わってきました。

毎日残業・・・書類が終わらない・・・会議が多い・・・休みの日は研修会・・・が続き、やめたくなる時期もありました。

人間関係でもうまくいかないことがあって、「言語聴覚士」自体を諦めようと思ったこともありました。

このはくん

結論:すばらしい仕事です。

言語聴覚士を目指している方は、ぜひ読んで、「本当に言語聴覚士を目指した方が良いのか」判断してみてください!

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このは

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目次

言語聴覚士はやめたほうがいい?やめとけと言われる理由

1.残業が多い

言語聴覚士の勤務時間は正社員であれば通常8時30分〜17時30分です。

稀に夜勤が必要な職場もあります。場所によっては、10時〜19時の勤務もあります。

定時に帰ることができる日は年に数回あるかないかです。

「絶対に定時に帰るぞ!」と強い精神をお持ちの方以外のほとんどの人は、残業をしたくなくてもせざるを得ない状況になってしまいます。

その理由を5つお伝えします。

1-1.記録する書類が多い

カルテ(リハビリ経過記録)、計画書、情報提供書、退院報告書、連絡帳などの必要書類の入力があります。

 ※現在は電子カルテが主流になってきましたが、地域や事業所によっては手書きのスタイルを貫いている場所もあります。

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1-2.会議が多い

病院であれば「患者様」、施設等であれば「利用者様」、児童と関わる場合は「保護者」に対して、定期的に経過報告を行うカンファレンスまたは担当者会議というものを必ず行わなければいけません。

患者様・利用者様に加えてご家族様や関わっているスタッフが勢揃いする会議なので、話し合いの時間が長くなリます。

それに伴って、普段行っている業務が後回しになってしまいます。

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1-3.業務後に研修会がある

病院や介護福祉の事業所には、必ず設置しなければいけない委員会というものがあります。

(医療安全委員会、院内感染委員会など)医療安全や院内感染を防ぐために職員全員参加が必須の研修会があります。

委員会のメンバーになると、事前準備や話し合いを行わなければならないし、研修会当日も、業務後に行うことになってしまいます。

(現在はオンライン化が進み、自分が受講しやすい時間帯に受けることができる職場もあるようです)

1-4.指導

言語聴覚士という仕事は国家資格です。

国家資格を取るためには、言語聴覚療法について専門的に学ぶ学校に行かなければなりません。

基礎的な研修に加えて実際に言語聴覚士が在籍している病院や施設、事業所へ「実習」に行きます。

(4週間〜8週間※学校によっては12週間の実習に行くこともあります)

現場で働いている言語聴覚士は、専修学校から実習生受け入れの依頼を受けた場合、業務中はもちろん、業務終了後も実習生への言語聴覚療法の方法や書類の書き方などの指導を行います。

1-5.雑談をしてしまう

やはり人間なので、辛かったことや愚痴、不満など話を聞いてもらいたいことってありますよね。

同じ職場で働いている人同士であれば共感し合えることがたくさんあります。

仕事終わりに話をお互いに話して、聞いてもらうことで

「よし!明日も頑張ろう!」と意気込むために、帰る時間が遅くなることがあります。

これは人によりけりだと思います。

2.一人当たりの業務量が膨大

言語聴覚士は毎年1千6百人から2千人程度が合格しています。

有資格者数は、2018年3月には3万人を超え、2023年3月には4万人近くとなりました。

それでも、まだまだ人数は足りない状態です。

(良く言えば需要がとてもあります)

例えば、どのような業務内容の量が膨大なのでしょうか。

代表的な例を3つお伝えします

2-1.担当する患者様(利用者様)の担当数が多い

→同じリハビリ職(理学療法士、作業療法士)と比較して、言語聴覚士は一人当たりの患者様の人数がとても多いです。

例えば、理学療法士や作業療法士が一人当たりの患者様の担当数が3人だとすると、言語聴覚士は数倍の8〜9人いることは当たり前です。

2-2.業種によっては部署を兼務することがある

→例えば、病院の中と訪問リハビリの業務を1人で兼務することがあります。

場所を行ったり来たりして、時間が奪われたり。

医療部門と介護部門の書類の書き方が異なることもあるので効率良く行わないと、業務が回らなくなることがあります。

2-3.本当に、本っっ当に書類が多い

→手書きの書類もありますが、今はパソコンが使えないと言語聴覚士の仕事をすることは大変だと思います。

基本的なWord、Excel、PowerPoint、タイピング能力は必須です。

担当数が多ければ多いほど、書類の数も増えてきます。

3.クレーム対応に追われる

「クレーム!?」と聞くと「言語聴覚士になるのを辞めよう」と思ってしまいますよね。

言語聴覚士は、人の命や人生に関わるお仕事です。

突然脳卒中になって、食べられなくなった、話せなくなった患者様は、生死を彷徨う過酷な闘病をしています。

話せなくなったことで、仕事を辞めなければいけないなど人生を奪われた人もいます。

生まれた我が子に障害があることがわかると、大きなショックを受ける親御さんもいます。

そのような方々の人生に関わるお仕事です。

誰のせいでもないのですが、そのやるせない気持ちをどこにぶつけたら良いのかわからず。

私たち医療・介護・福祉従事者に感情をぶつけられることもあります。

「自分は何も悪いことをしていないのに、なんでこんなにクレームを言われないといけないんだろう」と精神的に追い詰められる言語聴覚士もいます。

そのような方々に対して、気持ちを受け止めて話を聴くことができる強い忍耐力と精神力が備わっている人材が求められます。

悩みは患者様以外にも。

看護師や介護士、理学療法士、作業療法士、医師などの同じ職場で働く職種の方々からの治療方針の違いで意見や文句、反論などたくさん言われることもあります。

例えば、コミュニケーションが難しい患者様の会話方法を他の職種の人に伝えても「忙しいからできない」と突き放されることがあります。

医師からは、嚥下障害が重度の患者様の訓練に対して「絶対に食べられるようにしなさい」など無理難題を言われることもあります。

そのようなプレッシャーや非協力的なスタッフと出会ってしまうと、言語聴覚士としてやる気がなくなってしまい、やめたくなってしまいます。

自分自身が知識と経験をしっかりと身につけて、自信を持った対応ができることが求められます。

4.給料の幅が大きい

 「たくさん、きついことがあるけど、国家資格だし給料は高いんでしょ?」と思われそうですが、現実はそう甘くありません・・。

小児から成人の分野の経験者によると・・(あくまでも経験談です)

4-1.正社員は手取りで18万円〜24万円

資格手当などの基本給以外の手当がついても、上記の金額の幅があります。

医療分野(病院)で働く言語聴覚士は、国の診療報酬の点数も高い面で、その分の給与もいただけます。

介護・福祉分野(介護施設、小児関連施設)は、国からの施設への介護報酬、障害福祉サービス報酬などの点数が医療に比べて低いこともあるので、給与が低くなります。

ただし、国が決めた報酬になるので、給与の増減はありませんが、安定性はとってもあります。

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4-2.職場によってはサービス残業もある(残業代がつかない)

残業代がある場所と無い場所があります。

基本的には残業代は「無い」と思いましょう。

こちらも経験談になりますが、病院など大きな規模の職場であれば残業代が付きますが、小さな事業所になると残業代はつかず、サービス残業となります。

今は労働基準法で時間外労働は避けるように企業にも勧められており、ノー残業デーを独自で取り入れている場所もあります。

4-3.医療福祉に関する学会の入会費、年会費などの出費がある

こちらは、収入についてのお話とはズレますが、どうしても医療介護福祉の資格を取ると、自己研鑽をするために研修会に行くことが求められます。

その際に、研修会の情報を集めやすくするためにも「○○協会・学会」と言うものに入会する必要があります。自分の能力を高めたい方は入会するのですが、収入によっては入会したくてもできないことがあります。

「どのくらい協会・学会があるの?」と気になる方のために例を挙げておきます。(言語聴覚士に関する学会のみ)

協会、学会についてはこちらのページが参考になります。

・・・まだまだたくさんあります。

でも安心してください!全てに入会する必要はありません。

日本言語聴覚士協会のみに入会するだけで、たくさんの研修会情報を得ることもできます。

5.家族やパートナーから、仕事への理解と協力が必要

言語聴覚士を目指す方の中には、家庭を持ちながら学校に通って資格勉強をしている方もいます。

実習中は、遠方に数ヶ月滞在して家を留守にすることもあります。

養成校に通うにしても、教科書費や実習の宿泊費用など、授業料以外にも出費が重なります。

金銭面、生活面に対しては家族のサポートや協力がなくて途中で中退、留年をした方もいます。

言語聴覚士を目指す方は事前に家族やいつも関わっている方へ一度度相談をしましょう。

言語聴覚士はやめたほうがいい?やめとけと言われる理由:仕事内容について

1.コメディカルスタッフとして活動

言語聴覚士は、リハビリテーション医療で、医師・歯科医師・看護師・理学療法士・作業療法士など医療専門職、ケースワーカー・介護福祉士・介護援助専門員などの保健・福祉専門職、教育、心理専門職などと連携し、チームの一員として行われます。

2.医療、保健・福祉、教育分野などで活躍

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言語聴覚士は医療機関(救急病院、リハビリテーション病院、緩和ケア病棟、耳鼻咽喉科など)だけでなく、保健・福祉機関(介護施設など)、教育機関(支援学校や、療育センター、児童発達支援センター、放課後等デイサービス、自治体の発達相談会等)など幅広い領域で活躍しています。

対象とする障害はこちらです。

①聴覚障害→生まれつきの聴覚障害、加齢性難聴、補聴器、人工内耳

②言語発達障害→言葉の遅れ、自閉症、発達障害、知的障害

③脳性麻痺→子供から大人まで

④失語症

⑤高次脳機能障害→記憶障害、注意障害、遂行機能障害によるコミュニケーション障害

⑥認知症

⑦音声障害→喉頭摘出、発音の障害(構音障害)、吃音、口蓋裂)

⑧嚥下障害→食べ物の飲み込みの障害

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言語聴覚士はやめたほうがいい?やめとけと言われる理由:1日のスケジュール

8:30 朝礼

患者様の昨晩と今朝の状態確認

訓練道具の準備

9:00 リハビリ開始

午前中のうちに5〜6名の患者様の言語訓練、嚥下訓練を実施する

12:00 食事場面観察(嚥下障害の患者様の食事訓練)

13:00 休憩

14:00 会議、リハビリの開始

・多職種(医師、看護師、社会福祉士、理学療法士、作業療法士などの職種)と患者様の方針を決める話し合いを行います。

・リハビリ開始 

午後に言語訓練、嚥下訓練を実施します。

17:00 カルテ記載

17:30 帰宅or残業or院内研修会

18:00 本格的に帰宅

1日のスケジュールは以上のものです。

言語聴覚士に資格は必要?

言語聴覚士に資格は必要です。

言語聴覚士になるには、法律に定められた教育課程を経て国家試験に合格し、厚生労働大臣の免許を受ける必要があります。試験は毎年3月に行われ、合格率は50~60%台で推移しています。

最終的には国家試験に合格しなくてはなりませんが、国家試験の受験資格を得るには必要な知識と技能の習得が義務付けられています。

高校卒業者の場合は、文部科学大臣が指定する学校(3~4年制の大学・短大)または都道府県知事が指定する言語聴覚士養成所(3~4年制の専修学校)を卒業することで受験資格が得られます。

一般の4年制大学卒業者の場合は、指定された大学・大学院の専攻科または専修学校(2年制)を卒業することで受験資格が得られます。

「日本言語聴覚士協会ホームページ」より引用

ちなみに言語聴覚士の国家試験の科目はこちらです。

1. 基礎医学

2. 臨床医学

3 .臨床歯科医学

4. 音声・言語・聴覚医学

5 .心理学

6. 音声・言語学

7. 社会福祉・教育

8 .言語聴覚障害学総論

9 .失語・高次脳機能障害学

10. 言語発達障害学

11 .発声発語・嚥下障害学

12. 聴覚障害学

※言語聴覚士の国家試験の合格率は例年60%~70%と言われています。理学療法士や作業療法士と比べてやや難易度が高いです。合格率が低い理由としては、科目数の違いが挙げられます。(理学療法士・作業療法士と比較して言語聴覚士の科目数が多い)

言語聴覚士はやめたほうがいい?やめとけと言われる理由:やりがいや働くメリット

1.資格更新がない(2023年)

「言語聴覚士」は国家資格です。民間資格のように資格の更新はありません。

2.求人数が多く地域によっては需要がある

今後の日本は、後期高齢者人口が増えていき、超高齢社会となっていきます。

高齢化が進む地域によっては、言語聴覚士のリハビリが必要な方々が増えていくことが考えられます。

児童福祉法などの法改正により、児童への支援のニーズも高まっています。

より多くの言語聴覚士が必要とされてきます。

3.患者様、利用者様からの感謝の言葉が嬉しい

やはり、病気で苦しんでいた方々が、自分のリハビリを通して元気になっていく姿を見ると嬉しいですよね。

自宅に帰ることができた方、社会復帰して再就職ができた方などを見送るとき、退院するときに、本人様やご家族などに「ありがとう。あなたのおかげで元気になったよ」と言われると、『今まで頑張ってきてよかったなぁ』と思えます。

【本当におすすめできる転職サイト】まとめ記事はこちら

言語聴覚士に向いている人の特徴

1.人の話を「聴く」ことが好きな人

「言語」と書いているので、『お話し上手な人じゃないとなれないのかなぁ?」と思われがちですが。

実はお話が苦手な人でも「聴く」ことが得意な人であれば、言語聴覚士になる素質があります。

なぜなら、患者さん、利用者さんたちは「自分の思いを一生懸命伝えたい」方がほとんどだからです。

たとえば、病気によって喋るスピードがゆっくりになってしまったり、失語症で言葉がなかなか出ない中、「聴いて待つ」姿勢が必要となってきます。

吃音の子供達に対しても、話を遮らずに最後まで「聴く」ことができる人が好ましいです。

2.人によって態度を変えない人

言語聴覚士は、病気や障害など何かしらのコミュニケーションの難しさを抱えている方々と関わります。

その方達は、お話をすることや言葉の理解が難しくても、相手の顔や表情をしっかりとみています。

いつもと態度が違ったり、失礼な態度をとっていると、「いつもみられている」ことを意識して、関わることができる人が言語聴覚士に向いていると思います。

3.ものづくりが好きな人

言語聴覚士の仕事道具(教材)で絵や文字カードを使うことがあります。

言葉の症状は人それぞれ違うので、同じ教材を使っても効果が出ないことがあります。

そんな時は言葉の症状に合わせて、自分で絵カードや文字カードなど、手作りをすることがあります。

4.新しい学びに興味がある人

言語聴覚士が働く分野は、日々新しい訓練方法やその効果を調べるための研究が行われています。

効果が出たものは、情報発信されます。

また、医療・介護・福祉の分野は国の制度が毎年変わります。

そのような情報発信をいち早くキャッチできる人、学びを持つことができる人が向いていると考えらえます。

5.笑顔が素敵な人

一番大切なのはこれ「笑顔」です!笑顔には絶大な効果があります。

知識や経験に自信がなくてもあなたの笑顔を見るだけで、「元気」になれることができます。

「あなたの笑顔は素敵だね。笑顔を見るだけで元気が出るよ。」と言われる人は、言語聴覚士になれる可能性があるかもしれません。

言語聴覚士はやめたほうがいい?やめとけと言われる理由:よくある質問と回答

週休2日制なの?

シフト制の職場がほとんどです。

まれに土・日・祝日が休みの職場もありますが、基本的にはシフト制のお仕事です。

固定の休みが欲しい人は、言語聴覚士の仕事をすることはやめておいた方が良いかもしれません。

休みはとりやすい?

正直に言うと取りにくいです。

自分が休む時は、代わりの言語聴覚士のスタッフに自分の担当患者様の訓練に変わりに入ってもらう必要があります。

申し送りが面倒で苦手な人は、休みが取りづらく、自分のプライベートを犠牲にしてしまうかもしれません。

はっきり自分の希望を言える人でないと精神的にきついかもしれません。有給休暇や長期休暇も取りづらいことがあります。

理学療法士、作業療法士、言語聴覚士のどれを選んだら良いのかわからない。

直感です!と言いたいところですが、これまでの経験からお話すると、もともとスポーツが好きだった方は理学療法士、陶芸や音楽が好きな方は作業療法士、コミュニケーションが得意な人は言語聴覚士になりたい!と思う傾向が強いようです。

転職しやすい?

とっても転職しやすいです。

言語聴覚士は小児から成人まで関わる分野です。成人の中でも、救急病院やリハビリ中心の病院、看取りの病院、自宅からリハビリ施設に通うデイサービスやデイケア、外来リハビリ・・・などたくさんの分野で働くことができます。

入職して数ヶ月から1年でやめてしまうと、次の職場で「なぜ辞めたのですか?」と聞かれることがあります。そんな時は、「新しい分野の勉強と経験をしたくて辞めました」など前向きな理由が通用します。

言語聴覚士になってよかった?

おおむね、言語聴覚士になってよかったと思います!

14年経験した私の感想になってしまいますが・・・新人だった頃は、右も左もわからない状態でした。

教えてくれる上司や先輩に恵まれなかったので、無視されたり、わからないことを聞いても教えてくれないことがありました。

「無視されても、質問し続けないといけないでしょ!」と周りの人からはそんなアドバイス。

私は言語聴覚士になることを諦めました。

しばらく経って、言語聴覚士として働くことを諦めきれずに、違う分野の言語聴覚士に復帰すると、自分に自信を持って患者様と向き合うことができました。

スタッフとの関係性も良好でした。「言語聴覚士を諦めようかな」と思っている方や「どこの職場に行っても同じだろうな」と思っている方は、ちょっと待ってください!環境を変えるだけで、仕事の楽しさを感じることができます。

辛いことはたまにありますが、やりがいはたくさんあるお仕事ですよ。

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まとめ 結局…言語聴覚士になることはやめた方が良いの?

1.体力と勉強意欲がある人は頑張れる

残業、書類、会議、勉強会・・・と、やることがたくさんあります。新人だけではなく、経験を重ねても、「勉強をすること」は続きます。

体力と意欲と忍耐力がとっても必要になってきます。

これを乗り越えられる人なら言語聴覚士として頑張ることができるでしょう。

2.言語聴覚士は需要が高いので就職しやすい

日本は高齢化社会になっていることや、障害を抱えても社会復帰を目指す人が多いこと、生まれつきの障害があっても早期からの療育をすることで効果が得られやすいことがわかっていることから、言語聴覚士に対するニーズがとっても高まっています。

地域によっては、言語聴覚士が足りないところもあるので、働き口はたくさんあります。

3.「笑顔」に自信がある人なら言語聴覚士の素質があります

最後には、「愛嬌(笑顔)」が一番です!「笑顔」には相手を幸せにできるようなとっても素敵なエネルギーが溢れています。

笑顔があれば、どんなにきついことや難しいことがあっても全てうまく行きます。

ここまで話した内容に共感できることが1つでもあったら、あなたは言語聴覚士に向いているかも…?

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