「いますぐ辞めたい」飲食業界 が抱える4つの問題 | 9割が抱える悩みを紐解く

はじめに、あなたは転職と聞いて、どのようなイメージを浮かべるでしょう。

このはくん

なんとなく、ハードな印象が。

今、所属している企業や業種、あるいは、立場によっても変わるかもしれません。

ただ、一般的には、少しばかりマイナスな印象を抱く方も多いように思います。

今回は、ほんの一例に過ぎませんが、私の実際の転職にまつわる体験談を綴ります。

そういう考えもあるのだなと、あなたが選択をする際の、一助になれば幸いです。

目次

サービス業(飲食業界)の魅力と大変さ

私に関して言えば、飲食業界で長い期間、収入を得てきました。

それまで勤めていた会社が倒産し、ポジティブな理由で飛び込んだわけではありません。

自信もなかったですし、最初は就職を決めるまでのアルバイトでスタートしたのです。

ただ、始めてみたらこれが、意外にも楽しかったのですね。

何も知らない未経験からのスタートでしたが、1つ1つ、新しいことを覚えていく感覚。

覚えたらそれを実践し、出来ないことが日々と共に減っていくのが嬉しかったんですよ。

そうして、何度か職場を変えつつ、累計で13年間と少し、飲食業に従事しました。

未経験スタートだった私も、年数と共に、やがて部下を持つようになります。

私と同じように、未経験で入社したスタッフを育て、異動した店舗で昇進したとの連絡をくれた、私の最初の部下のことは、今でもよく覚えていますね。

役職が付くようになり、関わった社員・アルバイトの数は100名やそこらではないですが、本当に嬉しかったものです。

初の店長時代などは、お店で何か起こったらどうしようかと、毎日が心配で仕方がなかったのも、今では懐かしく思い出されます。

少しブラックな話になってしまいますが、タイムカードを押さずにお店でコソコソ仕事したりなんかも、その頃はやっていたものです。

知らないところで何かが起こるくらいなら、休みを潰してでも店に居た方がいい。

社畜とか、そういう風にカテゴリーされる程度には、お店に居ましたから。

最近は、ようやくワンオペなどが見直されるようになってきたかな、とは感じます。

ただ、そうした是正を行っているのはまだ一部の大手企業に限られた話であって、圧倒的多数の中小企業の現場は、未だにワンオペ推奨の風潮です。

お客様に感謝の言葉を貰ったり、自身や、一緒に働くスタッフの成長を喜べるのが飲食業の楽しさ、魅力ではありますが、同様に、人で悩まされるのも飲食業なのです。

長く続けていくには、いかに自分に合った環境で働くか、でしょう。

一口に飲食店と言っても、勤務時間やシフト管理などは、かなり差があるのが実情。

そうした面からも、飲食業界において転職は、特に珍しいものではなかったのです。

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サービス業から”転職”を考えたきっかけ

自分自身が新人であった頃は、初めて知ることばかりで、いくらでも成長の余地があったのですね。

ただ、これはキャリアを重ねるごとに、当然ですが、いずれ壁にぶつかるようになります。

どうすれば効率的か、もっと利益を出せるのか。

それを追求するようになると、新しい気付きが得られなくなっていきます。

自分なりのやり方というものが定まってしまい、そこから抜け出せなくなるんですよ。

もちろん、それまで積み上げた経験や技術がありますから、どれだけお店が混みあおうが、予期せぬトラブルが起ころうが、大抵のことには対処できるようになっています。

ワンオペ勤務なんかもそうですね。

ご案内し、ドリンクを作って運び、オーダーを受け、調理して、洗い物をしながらホールを見る。

当たり前のように、1人でそれらをこなせる自分に、これまでの成長を実感する機会はあります。

ただ、自分はここまでなのだな、ということにも気が付いてしまうんです。

新人として、経験者の方が入社し、私の店舗へ研修配属されることもよくありました。

中には私より若く、キャリアも浅くて、それでも器用に満席のホールを笑顔で回してみせるスタッフも居ました。

より速く、綺麗な盛り付けで、ロスなく料理を提供できるスタッフも居ました。

そうした時、私も負けないように頑張らないと、と考えられなくなってしまったんです。

その一部の経験あるスタッフさんが単に、センスもあり優秀だったのだと、割り切れればよかったのかもしれません。

しかし、その時の私が感じたのは「この人に私が教えられることはないな」というのと同時に
「どうせ勝てないだろう」という謎の敗北感だったんです。

正確に言えば、私には負けないように努力して競おうという気持ちすらなかったので、勝負以前の問題だったのですが。

と、そんな経験をしたことが、私にとって、飲食業を離れようと思ったきっかけです。

もうこの先の人生で一生、絶対に何が何でも飲食業に戻らない。

そんな、格別な決意を持っているわけではありません。

ただ少し、走り続けてきたことによる、精神的な疲れみたいなものを感じたんです。

ご存知の方もいるかもしれませんが、飲食業は、精神を病んでしまう方も多いです。

オンとオフが曖昧になりがちな環境であることが多いので、知らず知らずに、心が擦り減っていくんですね。

なので、私は一旦、飲食業から距離を置こうと、webライターを始めました。

キャリアゼロからwebライターへ

元々、飲食業に従事するまでは、本を読むのが好きだったんです。

飲食業に就いてからは、なかなか時間の確保が難しく、読むとしたらレシピ本や数値管理にまつわるビジネス書などで、すっかり趣味の読書習慣は消えてなくなってしまいましたが。

ふと、思ったんです。

店長時代など、本は読まなくなった代わりに、日記を付けていたんですね。

一言日記などではなく、その日あったこと、気付いたことなどをパソコンで、
最低でも500字は書くという習慣が出来ていました。

そういえば、誰に見せるでもない、あの日記を書いている時間は何だか楽しかったな、と。

タイミング的な都合があって、辞めた後のことを決める前に退職を済ませていたので、完全に無職になってから、やりたいことを探していたんです。

何か、書く仕事はないものか?そう思って探した結果が、webライターだったと。

ライター業も、本格的に学んだ方でなければ就けない新聞記者であったり、誰でも知っている大手出版社所属だのというトップクラスから、素人でもなれるwebライターまで様々。

どうやら、パソコンがあればこのwebライターはすぐにでも始められるらしい。

それが、今の私がwebライターをしている理由ですね。

経緯はなりゆきというか、思い付きでしかなかったので自慢になりませんが、意図はあるのです。

飲食業時代は、どうしてもお客様に振り回されるのが当たり前でしたから。

そうした環境とは離れたいということで退職しているので、最低限、自分のペースを保てる仕事でなければいけなかったのです。

そういう意味では、webライターほど、その時の私に適した仕事って、他になかったのではないかと、そう思っています。

さらに言えば、webライターとして実績を作ることによって、最終的に他の本業を持つとしても、両立が不可能ではない。

webライターとしての副収入があれば、飲食業に戻るとしても、もう、長時間労働に縛られる必要もないのではないかと、最近では思い始めています。

これまでの経歴をリセットしたことによって、在職中の当時よりも、物事を前向きに考えられるようになってきているのを感じています。

これだけでも、勤めていた会社を辞める意味はあったのではないかな、と思うんですよね。

健康を害してまで、無理して働く理由が私にはありませんから。

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何のために転職するのか?

結局のところ、これなんじゃないかな、と思います。

どうしてその職場を離れようかと検討しているのか?今いる場所で、それを叶えることは出来ないのか?

転職することに意味があるなら、躊躇う必要はないのではないかと。

飲食時代に私は4回、業界内で転職をしています。

1回目は、その環境では長く、継続的に働いていくことが困難だと考え、環境改善のため。

2回目は、ポストに空きがなく、その環境下では自分自身、成長できないと考えたから。

3回目は、ポストは望み通りも、会社としての方向性が曖昧で、信頼に足らなかったから。

4回目は、あまりにも給与水準が低く、バイトを考えなければいけないほどであったから。

と、毎回、理由があって、それを埋める形で転職をしています。

何かを取れば、その代価というか、なくなってしまうものもありますね。

しかし、現状に不満を抱えているとして、そこにしがみ付いていることがプラスとは考えられなかったんです。

転職した先でも、大抵の場合はまた違った不満が出ます。

だからこそ、私も業界内で何度も転職を繰り返しているわけですし。

ただ、動かなかったら、ずっと今のままであることも事実です。

就職当初に思い描いた自分の未来が、ずっとその当時のまま、ということはあるでしょうか。

歳も重ねますし、物事の見方や、考え方も変わりますよね。

当然、自分が望む働き方というのも、変わっていくものだと思うのです。

今の私は、流れに身を任せた結果のwebライターという職業です。

飲食業時代と比べたら、収入も現状ではまだ何分の1か、というところでしょう。

でも、別に飲食業を辞めたことを後悔などはしていません。

それは、その時の自分が「もう無理だ」と思ったからです。

続けられないなと思っている仕事に、その先の未来は見えませんでしたから。

今は私自身、いつまでwebライターをメインに働くかも決めていません。

楽しんで依頼を受けさせていただいていますが、いつか、辛いと感じるかもしれません。

そうなったら、その時に考えれば良いと思うんですよね。

必要だな、と自分が感じた時。

その時が物事を動かす時なのだろうと、今は期限を決めず、もうしばらくは気ままなwebライター生活を送るつもりでいます。

転職はマイナスではない

私が転職した理由、転職における考えなどを綴ってみました。

多かれ少なかれ、誰しも、職場に対して何かしらの不満はあるものです。

もっと休みが欲しい、もっと給与が高ければ、人間関係が……様々な悩みがあるでしょう。

しかし、繰り返しにはなりますが、動かなければ、それらの悩みはずっと、そのままです。

真面目な方ほど自分が今、職場を辞めたら迷惑がかかるから、などと仰います。

会社は、あなた1人が辞めた程度では特に困りません。

むしろ、あなた1人が辞めて立ち行かない会社であれば、先はないのではないでしょうか。

私にも、そんな風に思い上がっていた頃がありました。

退職後、しばらくしてお店に顔を出したら、予想外に混みあっていてショックでしたよ。

ただ、自分の力はそんなもんなんだな、と知れたのも自分が外に出たからですね。

その瞬間はショックでも、そうした自分を知る、良い機会だったと今では考えています。

何よりも安定を求め、今の会社でのポストが重要である。

今の職場の人間関係が大好きだという方は、ちょっと慎重になってもいいかもしれません。

でも、もしもそうでないのであれば。

転職って、世間でとやかく言われるほど、悪いものではないはずです。

私個人の話で言えば、何かマイナスがあるの?というのが正直なところですね。

飲食での働き方を基礎から教えてくれた、尊敬できる店長と出会えました。

それまでに培った経験で、メニュー開発などにも携われました。

自分で店を開き、夢を与えてくれる先輩とも出会えましたね。

それらは、1つの会社で留まっていたら、多分、なかったことだと思います。

今、こうして記事を書く仕事をしているのも、辞める決断があったからこその、出会いの1つであると感じています。

人生に関わる重要なことですから、無暗に転職をお奨めするものではありません。

それでも、「あの時、ああしていれば良かった」などと悔いたくない性格なので。

やらずに後悔するより、やって後悔する方を選びたいから、私は転職を選んだというだけ。

お伝えしたいことは、決して転職は悪いものではない、ということだけです。

今の環境が、あなたにとって最適であると感じているなら、何も言いません。

もしも、動くべきかどうか、迷っているという方がいるならば。

1度きりの、自分だけの人生です。

楽しんで生きられたら、最高ですよね。

その背中を、ほんの少しだけでも押す助けになれているのなら、嬉しく思います。

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