訪問看護師が仕事を辞める理由は?きつい・ブラックって本当?【体験談】

このはくん

今の仕事に悩んでいます

ねこさん

訪問看護、きついって聞くよね..。

「このまま、このきつい環境で働いていいの?」

肉体労働、コミュニケーションの疲弊。

訪問看護は人の役に立てる、

笑顔をつくれる、とても素敵な仕事。

だけど

「どうしてこんなに悩まなきゃいけないの?」

この記事は、

  • 訪問看護の仕事について悩んでいる方
  • このまま働き続けることに悩んでいる方
  • 転職も視野にいれて考えている方

そんな方々が

相手だけでなく、自分のために

そんな生き方ができる、選択肢を広げる

方法をまとめました。

目次

訪問看護の仕事内容

訪問看護師の仕事は、利用者が入院や入所をせずに自宅でも治療を続けられるよう、訪問スタッフが定期的にご自宅を伺って治療を行います。

病院に入院・通院されている方は「患者」と呼称されることが多いと思いますが、訪問看護を利用されている方は「利用者」と呼ばれます。 

よく「訪問看護師として働くには、病院で働く看護師とはまた別の資格が必要なのか」と尋ねられることがあります。

これは、看護師免許を所有していれば勤務することが可能です。 

訪問看護師の多くは訪問看護ステーションと呼ばれる職場で勤務をします。

「終末期の治療をされている方を多く受け入れている」

「成人のみならず小児も受け入れている」

「精神科で治療をされている方を多く受け入れている」

ステーションごとに特色があります。

その中でも、筆者は精神科の治療に特化した訪問看護ステーションに務めております。 

どの職種のスタッフが在籍しているのかは訪問看護ステーションによって異なります。

私の勤務先では看護師と作業療法士が在籍しております。

また、利用者宅への移動手段は主に自動車・電動自転車、徒歩になり

私の職場では電動自転車での移動が主流となっております。

職場から徒歩で行ける距離のご自宅もあれば、5-6km離れた距離のご自宅へ伺うこともあります。 

業務体制として、勤務時間外でも利用者から緊急連絡があった際の対応

24時間電話対応や緊急訪問対応をすることがあります。

このオンコール制度がある職場とない職場があります。

私の職場では、一スタッフあたり月に5-6回オンコールの担当をしています。

ケースにより、対話のみで利用者自身が対処をとることができることもあれば、

警察と連絡をとりあって利用者の一時保護を依頼したり、救急車を呼ぶこともあります。 

ステーションごとに特色があり、

受け入れている利用者層、在籍しているスタッフの職種、移動手段、オンコールの有無などの違いを比較されることが多いです。 

1日のスケジュール

9:00 事務所に出勤・カルテから情報収集・ミーティング 

9:15 各々のスタッフが利用者宅へ向かう 

9:30 各々のスタッフが利用者宅で訪問看護を実施 (1日6~7件) 

~  (昼食休憩は原則1時間、訪問スケジュールに合わせて空いているタイミングでとります) 

17:30 事務所に戻り、カルテ入力とミーティング 

18:00 退勤 (私の職場では、残業は30分~2時間ほどです) 

訪問看護のやりがい

利用者の皆様が慣れ親しんだ自宅で過ごすサポートをしていることが、何よりのやりがいです。

私自身、病院勤務も経験しましたが、慣れない環境で他人と共同生活を送りながら治療を受けることは、大きな負担となります。

病院のように治療設備が整っているわけではありません。

自宅でできる最大限の治療をするため、

スタッフ同士でミーティングを繰り返して看護の質を高めていくことには、大変やりがいを感じております。 

また、病院勤務では毎日忙殺されており、一人一人とゆっくりお話することは難しかったのですが。

訪問看護では1件あたり30-40分の時間をとって利用者やその家族と関わらせていただくことができます。 

利用者の好きな音楽をその場で聞かせていただいたり、お気に入りの家具を見せていただくこともありました。

より深くその方の人生に関わらせていただいているという実感がわいてきます。

自宅で過ごしているからこそ見えてくる利用者の姿を目の当たりすることができ、訪問看護を経験できて良かったと心から感じております。

訪問看護師が仕事を辞める大きな理由「大変なこと」

業務面 

病棟看護師として働いていた頃と比べると、私生活とのオンオフの切り替えが難しいように感じました。

一例をあげますと、病棟看護師として働いていたころの話です。

休憩中はナースステーションから離れて別室で食事をとるため、その時間帯はパソコンでカルテの入力をすることができませんでした。

仕事が溜まっている時はその分残業が増えてしまうため、それはそれで焦りは生じて

休憩中には心身を休ませることができていたと感じます。 

また訪問看護では、多くの職場ではタブレット端末を持ち歩いてカルテ入力をすることになります。

訪問と訪問の合間の移動中に、個人情報が流出しないように周りを見渡して配慮しながらの

飲食店、公園、車内、道端などでカルテ入力をすることが多いです。

正直なところ、休憩時間にゆっくりと食事や好きなことを楽しむことができず

片手間で食べながらカルテを書いたり、他のスタッフの動向を適宜確認しております。 

そして、日々の業務のカルテ入力とは別に、毎月プラスアルファで作成しなければならない書類も沢山あります。

これは病院でも同じことが言えるのですが、病院は院内のパソコンでしか作成できません。

そのため、どんなに遅くなっても残業という形で残り続けて仕事を終わらせます。 

一方、訪問看護師ではタブレット端末を自宅に持ち帰ることもできます。

なので、どうしても終わらなかった仕事を休日に行わざるを得ないこともあります。

自宅で深夜まで書類作成をすることもあり、これには大きなストレスを感じております。 

職場の社風や個人の能力にもよると思いますが、自身の実体験と看護師仲間の話を聞く限り、

訪問看護師のほうが私生活とのオンオフの切り替えが難しいという意見が多いです。 

コミュニケーション面 

病棟看護師から訪問看護師に転職したとき

一番初めに苦労したことは、困った時に即座に他のスタッフに頼ることができない点です。

訪問看護は基本的にスタッフが一人で回ることが多く、緊急時にもまずは自身一人で判断する力が求められます。

オンラインメッセージや電話で上司に指示を仰ぐほど余裕のある状況であればよいのですが、一刻を争う事態では大変心細い思いをします。 

例えば、医療の現場では残念ながら珍しいことではありません。

急性期の治療を行っている不調な方がが興奮して、スタッフに暴力を奮おうとすることもあります。

病院では、大声を出したりナースコールを押すなどの方法で、すぐに他のスタッフに応援要請することができます。 

訪問看護の現場ではその場から自身一人で逃げ出すことしかできないため

「スタッフ一人で訪問しても大丈夫か」という事前のリスクアセスメントが必要不可欠であり

訪問してからも「何かトラブルがあった際にすぐに逃げ出せる退路は確保できているか」

「興奮を助長しないような対話スキルで接することができているか」など

自宅という密室空間では常に緊張感を持って接しなければなりません。 

また、30-40分というまとまった時間お話させていただけること

これは病棟看護師の時にはなかなか経験できなかったため大変貴重な機会なのですが、

その分自身の対話スキルの未熟さが露呈してしまいます。

病棟看護師の時は、毎日限られた時間で情報収集をしなければならず、こちらが半ば一方的に沢山質問をさせていただくことも多かったです。

訪問看護の現場で同じようなコミュニケーションをとっていると

「尋問にあっているような気分だ!居心地が悪い!」と、利用者の気分を害してしまった経験が何度かありました。

病院と自宅とでは流れている時間の速さが違い、

そのため訪問看護の場では時間をかけて一人一人のペースに合わせて関係性を築いていく必要があることを痛感しました。 

温厚な性格の利用者であれば、30-40分楽しく会話をさせていただくことができるのですが、

利用者の性格やその時の体調次第では、時には長時間暴言を浴びせ続けられることもあるため、

なかなか忍耐力の要る業務になります。

他のスタッフに思いを吐露したり、自身でもメンタルコントロールする術を身に付けることが必要不可欠となります。 

訪問看護の向き・不向き

不向きの方 

職場の入職面接時に、環境ストレスにより退職するスタッフも多いと聞かされておりました。

病院勤務の時は、年中空調が調節された室内で過ごすことができておりましたが、

訪問看護では真夏も真冬も、雨天や台風でも外での移動が欠かせません。

私の勤務しているステーションでは、前述したように電動自転車での移動が主流のため、

熱中症対策グッズや雨具を駆使しながら一日中外を移動しております。 

また、利用者宅が劣悪な衛生環境であることも珍しくはなく、

老朽化で床が抜けている

ゴミが散乱しておりネズミが走っている

カビやたばこの煙に包まれた空間

その中で長時間対話をしなければならないなど、衛生面でストレスを感じることも多くあります。

慣れることもありますが、これらが耐え難いと感じる方は、訪問看護の仕事には向いていないと言えるかもしれません。 

また、前述したとおり、基本的にはスタッフ1人で訪問することが多いです。

病院勤務ではすぐに他のスタッフに相談をして、直接患者の体調を一緒に確認してもらうことができるのですが、

訪問看護の現場ではまずは1人で判断することが求められます。

そのため豊富な知識が必要となり、

また電話やオンライン上で他スタッフに相談をする際に即座にわかりやすく状況を伝える力も必要となります。

こちらも慣れていく他ありませんが、常に近くに他のスタッフもいる状況で勤務をしたい方には不向きと言えるかもしれません。 

向いている方 

逆に、一人で行動をすることが好きな方には、向いているお仕事かもしれません。

スケジュールの組み立てがうまくいき、大きな問題がなくスムーズに訪問を終えられた日には、

普段よりも少し時間に余裕を持って過ごすことができます。 

また、一日中自転車や車で広範囲を移動するため、体力に自信があり体を動かすことが好きな方

いろんな場所に行ってみたい方には、いい気分転換になります。

移動しながら自分の好きな飲食店を見つけて、そこで昼食休憩を挟むこともできるため、担当している地域に愛着がわいてきます。 

「訪問看護師をなぜ辞める?」よくある質問と回答

訪問看護を辞める代表的な理由は何ですか?

家庭の事情や育児のため、訪問看護の仕事を続けることが難しくなるケースが大変多いです。

また、ストレスがたまりやすい仕事でもあるため、心理的な負担となり、職務を続けるのが困難になるケースに悩む方もいらっしゃいます。

「訪問看護師が仕事を辞める理由」についてまとめ

私自身、看護師としては入院病棟と訪問看護しか経験したことがありませんが、

同じ職種でも分野が違うとこうも苦労するものかと、別世界であるように感じております。

今回ご紹介させていただいたのは、訪問看護の中でも精神医療に特化した訪問看護ステーションのお話であり、

また職場によっても環境は大きく変わるため、一例にすぎません。 

病院ではできなかった看護を、訪問看護の現場では実践できていることに喜びを感じると同時に、

病院を離れてからわかった病院環境の有難さも痛感しております。 

訪問看護師のやりがいと、綺麗ごとだけでは語れないリアルな現状がある。

少しでも皆様の参考になりましたら幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。 

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このは
・「このはのこのはブログ」運営者
・2年目副業ブロガー(東京在住1児のパパ)
・Twitterフォロワー10,000人(2023年4月現在)
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