居酒屋バイトはキツいイメージ?意外と避けられがちな理由は?

学生時代のバイトといえば、家庭教師やコンビニなど様々ですが、代表的なものとしては居酒屋バイトではないでしょうか。

夕方以降のシフトが基本で、料理やお酒を運び、お客さんが落ち着いてからはお皿洗いを行ったりと、様々な業務を行う居酒屋。

22時以降は深夜料金で時給が上がったりと、それなりに時給が良い点など魅力的な条件も兼ね備えていますが、しかし、居酒屋バイトと聞くとあまり気が向かない人も多いはず。

そこで今回は、居酒屋バイトに良い印象を持っていない人に向けて、お勧めできる理由をご紹介していきます!

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一般的に居酒屋バイトが避けられている理由は?

そもそも居酒屋バイトは、なぜあまり好かれないのでしょうか。なんとなく想像つくかもしれませんが、まずはそこから明確にしていきましょう。

深夜にまで仕事が持ち込まれる

まず一つ目は、仕事が次の日を跨ぐまで残る事が多いこと。特にこれは、金曜日や土曜日などお客さんが多い日に、この傾向が強く現れますね。

例えば予約が19時に集まっており、22時になってようやくお客さんの流れが落ち着いたとしたら、そこからお皿を片付けたり洗い始める場合があります。混んでいる時ほどお皿はたまりがちになり、特に宴会が入った日には数えきれないほどの取り皿が、後から一斉に運ばれてきます。それを処理するのは一苦労で、特に師走とも言われる12月にもなれば、ラストオーダーは23時なのにお店を閉めると1時を回っていることもありました。そうなってくると、次の日の授業が朝早いと苦労が絶えません!

ただ、高校生は条例によって働ける時間に制限があるでしょうし、オーナーの意向によっては予定に合わせて早く上がらせてくれる事もあります。なので、全てがこの通りという訳ではありませんが、やはり深夜まで仕事をするとなると嫌な気持ちの一つは生まれますよね。

酔っ払いの対処が大変・・・

居酒屋といえば、欠かせないのがお酒の提供。故に、切っても切り離せないのが酔っ払いの存在ですよね。男子学生ならまだ絶えられる部分もありますが、女学生が客にセクハラでもされようものなら、問題になってしまいます。故に、酔っ払いの対処は居酒屋の嫌な部分の一つと言えます。

また、居酒屋でお酒を提供することによって、年配者であればセクハラ問題がありますが、若者だと肝臓の限界値を理解してない為に、お店で吐かれることもあります。トイレで吐いてくれれば流すだけで良いですが、仮にトイレ以外で吐かれたら処理するのは当然店員。目にするだけでも気持ち悪いのに、匂いも相待ってトップクラスの不快感を催すでしょう。

覚える事が多い

居酒屋では覚える事が非常に多いです。メニューに載っているドリンク・フードを覚えるのはもちろん、各メニューの略称を覚えたり、洗ったお皿を片付ける場所など、覚えることにはキリがありません。さらに、意識の高いお店になると、各お酒の特徴やおすすめを覚えたり、日替わりのメニューを必ずお客様に提案する必要も出てきます。ことお酒の特徴を覚えることに関しては、高校生は飲めないので覚えるまでに時間がかかりますし、そもそもお酒が好きじゃない人にとっては苦であるとも言えます。

キツイからこそ学べる事

上記のように、一般的にも居酒屋バイトには嫌な事がたくさんあります。しかし、同時に居酒屋には良いお客さんもたくさんいて、中にはチップをくれたり話し相手になってくれるお客さんもいる事から、悪い部分だけではありません。良い部分も悪い部分も目立って見えるのが、居酒屋バイトの特徴です。なので、続いては居酒屋バイトの良い(お勧めできる)部分をご紹介していきましょう!

人の振り見て我がふり直そう!

まず居酒屋バイトを行う1番のメリットは、お客の悪い部分が全て見えるからこそ、自分の立ち振る舞いに気をつけるようになる事が挙げられます。これが最も重要な部分ですね!

世の中には、「この人絶対サービス業やった事ないな」と思える人がいます。例えば、店員が話しかけているのに顔も見ずに無視したり、”客は神様”と思って無理難題を押し付けてくる人など。そんな人が、果たして人間社会でうまくやっていけるでしょうか。特に居酒屋ではお酒が入ることで、特に悪い部分が表立ってよく見えます。だからこそ、「あっ、この人みたいにならないようにしよう」と、反面教師にする事ができます。

サービス業の基本が学べる

二つ目は、居酒屋バイトでサービス業の基本が学べます。先ほどの「人の振り見て我が振り直せ」は、変なお客を見て自分のマイナス面を治す話でした。そして今度は、自分のプラス面を伸ばしていこうという話になります。

居酒屋は酔っ払いが多いからこそ、自分が放った仲良くなる言葉も気に触る言葉も、ダイレクトにお客様に伝わります。なので、自分の口調や言葉遣い・表情などにとても気を使うようになります。同じ言葉でも笑顔であれば、それだけで印象は良いものです。そして、それらの経験から身についた姿勢は、居酒屋バイト以外でも多くの場面で活きてきます。就活の面接であれば笑顔は大事ですし、何気なく口から出る言葉が綺麗な方が印象は良いです。そして、それは入社後の営業でも同じ事が言えます。

故に、居酒屋バイトをすることで、社会に出た時に有利な意識の持ち方を得る事ができます。

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面倒臭い人の対処法が学べる

また、世の中には面倒臭い人がたくさんいます。居酒屋では、普段隠れている面倒臭さが表に出てくる場所なので、厄介なお客さんも当然います。そう言った人に出会った時、最も重要なのはまともに取り合わずに、無難に流せるテクニックを身につけること。その一端を居酒屋バイトでは身につける事ができます。

例えば、居酒屋でバイトをしていれば、どこかでお客さんにドリンクをかけてしまう事があるかもしれません。そうなった時、人によっては「いやいや、大丈夫だよ」と優しい言葉をかけてくれる人もいますが、中には「弁償しろよ」とクレームをつける人もいます。バイトする中でそんな場面に出会してしまったら、真面目な人ほど気に病んでしまうかもしれませんが、バイトの時はまだ責任が軽いため、なんとでもなります。しかし、社会に出てからはどんどん責任が重くなってくるため、そう簡単にはいきません。

居酒屋バイトを行うことで、社会に出る前に面倒臭い人の対処法や、問題が起きた時の対処法など、事前に学ぶ機会が得られます。

人やお店によって好きな事が学べる

そして最後は、居酒屋で働く人やそのお店自体にもよりますが、料理が好きなら料理を学べますし、お酒が好きならいろんな種類を試すこともできます。つまり、自分の好きな事が学べるんですね。

チェーン店の居酒屋では、工場で用意された食材を使う為に学べることは少ないかもしれませんが、イタリアンの個人店ならいろいろ学べるはずです。ちなみに、私が働いていたお店は特にお酒の種類が多いお店で、賄いの時には自由にカクテルを作っても良い点から、かなりお酒を学べる場所で楽しい思い出があります。

ただ、適当にその辺の居酒屋でバイトすると、私のようには行かないかもしれません。ですが、仮に地元馴染みで雰囲気の好きなお店があれば、学べる事がたくさんあるでしょう。学びたい事を決めてからバイトを探すのも、選び方の一つです。

まとめ

居酒屋バイトは、どちらかというと楽な方ではありません。作業内容で言えば、工場におけるレーン作業の方が圧倒的に簡単でしょう。しかし、バイトはただお金を稼ぐ手段ではなく、将来自分が着きたい仕事を見つけるきっかけになったり、経験を積む場所でもあります。そう考えると、むしろ先に大変な思いをしておいた方が、社会へ出る時を非常に有利な状態で迎える事ができます。

大変だからこそ沢山学べる、そんな居酒屋バイトをぜひ皆さんもやってみてください!

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